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妊娠悪阻

妊娠悪阻妊娠悪阻とは
妊娠悪阻とは、つわり症状がひどく、つわりから嘔吐を繰り返し、飲食物全てを嘔吐するような状態に移行し、栄養障害を伴うようになるものをいいます。

妊娠悪阻妊娠悪阻の原因
妊娠悪阻の原因ははっきりとわかっていませんが、いくつかの説があります。
@胎児や付属物から毒物のようなものが出る体液説
A内分泌(エストロゲン、プロゲステロン、絨毛性ゴナドトロピンなど)代謝系の失調説
B精神や情動に原因があるとされる心因説
C自律神経失調説

妊娠悪阻妊娠悪阻の症状と分類
妊娠4〜5週から始まり、14〜16週ごろになると自然に軽快する。

症状の重症度に応じて下記のように分類されます。
@妊娠悪阻第1期…悪心、過度な嘔吐、口渇、舌苔、乏尿、皮膚の乾燥、5%以上の体重減少などの消化管症状が主としてみられます。
A妊娠悪阻第2期…中毒期(発熱、肝障害、頻脈、電解質異常、BUN上昇など)
B妊娠悪阻第3期…脳症期(不眠、傾眠、頭痛、昏睡、けいれん)

妊娠悪阻妊娠悪阻の症状の増悪に影響する因子
@睡眠不足
A性 行 為
B悪臭や強い臭気
C換気不足
D人間関係に関する精神的負担

妊娠悪阻日常生活への影響
@不眠・不安状態
A最初は絶食、状態により少量ずつ流動食など、食事内容の変化
B動きが緩慢となり臥床時間が増す

妊娠悪阻妊娠悪阻の診断
妊娠初期、または妊娠初期を過ぎても、つわり症状が増悪し、嘔吐を頻回に繰り返し、脱水、飢餓状態になり乏尿、体温上昇、代謝性アルカローシス、代謝性アシドーシスなどの多彩な症状がみられるときに妊娠悪阻と診断されます。

妊娠悪阻妊娠悪阻の治療
一般的に入院し、心身の安静、脱水、飢餓に対する治療が行われます。
@食事指導…少量を頻回に分けて摂取するように心がける
A精神療法…精神の安定をはかる
B輸液療法…脱水、電解質異常の補正
*ウェルニッケ脳症を予防するために、ビタミンB1を添加されます。

上記の治療が効果がみられない場合
@薬物療法…制吐薬の投与
A人工妊娠中絶…ウェルニッケ脳症など、母体が重篤な状態に陥った場合

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