妊娠・出産・育児

妊娠・出産・育児 は妊娠・出産・育児に関する基礎知識と情報提供、コミュニケーションや相談ができるママたちのコミュニティサイト

HOME インフォメーション 妊娠 出産・産後 赤ちゃんの成長と育児 ゲストルーム 掲示板 お役立ち情報 地域情報 育児日記 トピックス  リンク サイトマップ

分娩第2期の経過とママの様子

子宮口が全開(10cm)し赤ちゃんが誕生するまでを分娩第2期といいます。

[分娩の経過]
子宮口が全開大になると子宮収縮・陣痛はさらに強くなって胎児ちゃんをどんどん押し下げ、子宮頚管は弛緩して胎児ちゃんが通過できるように準備が整います。
さらに、全開大になるといきむことができますから、いきみによる腹圧も加わって胎児ちゃんの娩出を促進します。
この時期の胎児ちゃんは子宮口から続く産道を少しずつからだの向きをかえながら進み、出口に近づく時には胎児ちゃんの顔ははママの背中側を向いています。
しかし、出口近くになったからといってスルリと出てくることはできず、子宮収縮が起こっているときに出口に頭が見え、子宮収縮がおさまると出口から見えなくなるような状態を繰り返しながら少しずつ下がって来ます。
この子宮収縮にあわせ胎児ちゃんの頭が見えかくれする時期を排臨(はいりん)といいます。
さらに胎児ちゃんが下がって子宮収縮がおさまっていても胎児ちゃんの頭が出口から見える状態を発露(はつろ)といいます。
胎児ちゃんはさらに子を押し広げながら進んで来ます。
胎児ちゃんは頭が骨盤を通り抜けると産道のカーブに合わせるようにあごを上げ産道から胎児ちゃんの頭が出てきます。
その後、からだも骨盤の広いところを通り抜けるために回転し横向きになりながら下がって来ます。
そして、肩が抜けると体がスルリと出てきてあかちゃんが誕生します。

[ママのようす]
子宮口が全開大に近づくと陣痛室から分娩室へ移り、分娩台へ上がります。
分娩台は調整が聞きますからどこか具合が悪いところがあれば伝えてうまく力が入れられるよう調整しましょう。
病院によっては尿を管でとったり、陰毛の一部をカットしたり剃ったりするところもあります。
産婦さんの準備がおこなわれている足元では分娩に必要な器材が準備されています。
子宮口が全開大になり、分娩の準備が整うと「さあ、がんばっていきんでください」という声がかかります。
介助の助産婦さんが陣痛の始まりを教えてくださいますから、それにあわせ深呼吸を行なったあとしっかりいきみます。陣痛のあわせていきむと徐々に胎児ちゃんが下がって来てきます。
発露状態になったら「いきむのをやめて、ハッハッハッの短促呼吸をしましょう」と声をかけてくださいます。
このときに子は紙のように薄くなっていますから力を入れてしまうと裂けてしまうことになります。
子切開もこの時点で行なわれることが多いようです。
短促呼吸の間は胎児ちゃんが出口にはさまっている感じになりますが、次の瞬間その感じがふっと抜けあかちゃんが誕生します。

[いきみのポイント]
*口はしっかりと閉じて息が漏れないようにします。
*あごを胸にくっ付ける感じでしっかりとひきます。
*目は開いておへそを見るような感じ。
*背中や腰、お尻は分娩台にしっかりとくっ付けておきます。
*握り棒やグリップを握ってみて力が加えやすいよう調整してもらいましょう。
*足を乗せる台も調整ができますから力を入れやすいよう調整してもらいましょう。
*足乗せ台に足全体をくっ付けて、かかとをふんばり足乗せ台を押すような感じでいきみます。
*太ももやひざを大きく開きます。
*いきむときにはやや背中を丸めた感じで。
*深呼吸でリラックスし、助産婦さんの声が落ち着いて聞けるようにします。
*子宮収縮が起こっている間はいきみます。途中で息が続かないようであれば一度息継ぎをしてもう一度いきみます。
*子宮収縮がおさまったら大きく深呼吸をして胎児ちゃんへ酸素を十分補ってあげましょう。
*痛みがおさまったらリラックスし、次の子宮収縮に備えましょう。

inserted by FC2 system