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分娩第3期の経過とママの様子

赤ちゃんが生まれ、胎盤が出てお産が終わります。
このあかちゃんが娩出され、胎盤が出るまでのことを分娩第3期といいます。

[分娩の経過]
赤ちゃんが生まれると、今までへその緒を通してママから酸素や栄養をもらっていた胎盤の役割は終わりを迎えます。
へその緒はクリップで留め、はさみで切断されます。
へその緒の血流が止まってしばらくすると、再び軽い子宮収縮が起こってきます。
この子宮収縮によって子宮は小さく、かたくなり、そのことによってそれまで子宮の内壁についていた胎盤がはがれます。
胎盤がはがれた子宮の内壁は血管の切り口がむきだしの状態になっています。
このままでは多量の出血を起こしてしまうのですが、胎盤がはがれるとすぐに強い子宮の収縮が起こり、子宮は縮みはじめ、小さくかたくなっいきます。
このことによってむきだしになていた血管の切り口は締めつけられふさがり、出血を止めることとなります。
これでお産は終了です。

[ママのようす]
赤ちゃんが生まれたあと胎盤がでるまでの間はわずかの時間です。
その間は力を抜いて楽にしていてかまいません。
胎盤がはがれるときには多少下腹部が張ったり、引っぱられたりするような感じがすることがあります。
また、「軽くいきんで」といわれたり、助産婦さんやドクターが下腹部を軽く押したりすることもあります。
胎盤が出ることを後産(こうざん)といい、これでお産は終了です。
その後、医師によって子宮の入り口や膣、子部などに出血や異常がないか診察がおこなわれます。
子切開があった場合や裂傷が起こった場合は麻酔を行い縫合がなされます。
縫合が終わり、からだをきれいに拭き、悪露が出ますから大きめのパットが当てられ、産後用の腹帯を巻いて子宮収縮が促されます。
お産後は出血や血圧の変動など起こすことがありますから分娩室で2時間程度観察がおこなわれます。
お産が終わって2時間は異常が起こりやすいですから、子から生暖かいものが流れつづける感じがあったり、下腹部に激しい痛みを感じたり、気分が悪い、吐き気するなどの症状があるときには早めに伝えることが大切です。
ママの身支度が整ったころ、あかちゃんも処置が終わり産着を着せてもらったら初回の授乳がおこなわれます。
赤ちゃんにとってもママにとっても初めてのことですからうまく吸えないこともあります。
しかし、分娩直後におっぱいを吸わせることはこれからの母乳育児をおこなううえでとても大切なことです。
分娩室での2時間の観察で問題がなければお部屋へ移ります。

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