からだ
体重の増え方も落ち着き、増える速度もにぶくなり発育が安定してきます。
遺伝的因子や環境、運動量などの違いで体格の差はさらに大きくなります。
唾液腺が発達し、よだれが出るようになってきます。
大人は唾液がたまると自然に飲み込むことができるのですが、あかちゃんはまだ飲む込むということができませんからよだれとして出てきます。
運動
首は徐々にしっかりしてきて、9割近くの赤ちゃんは首がすわります。
この頃の赤ちゃんはなんにでも手を伸ばし、手でつかみ口に持っていきます。
この動作は目で見る・手でつかむ・口でなめ味わうなどの複雑な機能の連帯ができあがっていることを示します。
さらに、多くの世界を見るために自分のからだを活発に動かすようになります。
仰向けから横向きになるためからだをねじったり、腰をひねるために脚で強く蹴ったりするようになります。
このように足の力は強くなり、立たせると足を突っ張ってぴょんぴょんとうれしそうに跳ぶようになります。
知覚
視覚も発達してきて、遠くのものを見つめたり、色の見分けもつくようになります。
音に対する反応も敏感になり、テレビの音などにも興味を示すようになります。
こうした行動はあかちゃんの感覚機能の発達を示すもので、あかちゃん自身がそのことを楽しみとして味わうようになったという知的面での進歩のあらわれでもあります。
この時期になると音の出るおもちゃに興味を示すようになる子もみられます。
こころ
赤ちゃんはママやパパが大好きで、とくにママとの絆はしっかりできあがります。
この頃のあかちゃんは自分で少しからだを動かせるようになり世界が広がります。
また、次から次へ興味の対象が変わったり、大好きなおもちゃができ一人で夢中にな って遊ぶようになります。
しかし、興味がなくなったり、遊びを中断されたりすると激しく泣き、怒りや悲しみという感情を泣くという手段で表現するようになってきます。
さらに、感情の表現をからだ全体で行うようになったり、声の音の違いで意思表示をするようにもなってきます。