妊娠・出産・育児

８週目、一人しか胎児が確認できず不安だった頃です。

上方の胎嚢が細長く写っているのは超音波検査の時に使うプローブで子宮を圧迫しているからです。
妊娠８週になると胎芽から胎児と呼ばれるようになります。
双胎には一卵性双胎と二卵性双胎があります。
子宮内に明らかに離れて２個の胎嚢が確認できるものが二絨毛膜二羊膜双胎でほとんどが二卵性双胎です。
一つの胎嚢の中に２つの独立した胎嚢が確認できるものが一絨毛膜双胎で、一つの胎嚢内に２胎児が存在するが羊膜嚢、隔膜がはっきりせず、卵黄嚢が１個しか確認できないものを一絨毛膜一羊膜性双胎といい、これらは一卵性双胎です。

小さな体に小さな手足があります。
妊娠６週３日のCRLは３.２mm、２週間後の今日のCRLは２０mm、すごく大きくなりました。

妊娠８週になると胎児の頭部と体幹が明瞭に判別できるようになります。
さらに体幹の両側には四肢が確認できるようになってきます。
妊娠８週の胎児心拍数は１７０〜１８０bpmです。
CRL（頭殿長）…胎児の頭からお尻までの長さのことで、妊娠８週から妊娠１０週頃のCRLは個体差が少なく、ほぼ一定の成長速度を示すため妊娠時期の算定に重要な指標となり、妊娠週数、分娩予定日の修正・確定に使われます。

健診までが長く、不安な毎日でしたがとっても大きくなっていたし、それにしっかり人の姿にもなっていて、ときどきピクピクって動いていて、無事に育ってくれていて安心しました。
待ちに待った超音波だったのにあっという間に終わってしまいがっかりしてしまいました。
先生に「もっと見せて下さい。」って言えたらいいのに。
CRLは２６mmになっていました。

妊娠８週前半には上肢を動かす様子が観察でき、妊娠８週後半には下肢を動かす様子が観察できます。
妊娠９週に入ると上下肢を盛んに動かすとともに、体を屈曲、伸展、回旋する様子が観察できるようになります。
妊娠９週の胎児の心拍数は１８０bpmとなります。

これは妊娠10週目で、双子かもしれないと言われていたのですが一人の姿は確認できたけど、なかなかもう一人の姿がしっかり確認できず、不安な気持ちでいましたが、やっと『双子さんですね。』と先生から太鼓判を押してもらったときの一枚です。
二人の姿がしっかりと見えて、とても嬉しかった瞬間でした。

複数の胎嚢が確認され、その中に複数の胎児心拍が確認できてはじめて多胎と診断されます。
多胎妊娠の発生率は分娩件数あたり、
双胎は１/６７、３胎は１/１２００、４胎は１/１５０００、５胎は１/７５０００の確立なんだそうです。

今日は３Dエコーであっくんに会えました。
顔がパパに似てるって言ったら、それってオヤジ顔ってこと？
パパがつぶやいていました。

３次元超音波画像（３Dエコー）とは縦、横、奥行きの３つの情報を取り込んで画像を作るものです。
エコーで撮った画像をコンピューターで画像処理し普段見ているような立体的な映像でいろいろな角度で赤ちゃんを見ることができます。

すっかり赤ちゃんらしい姿になりました。
手足だけでなく、顔のいろいろな部分の骨もはっきりと見えるようになります。
腹部には太いへその緒が見えています。
妊娠１０週になると胎児の顔も観察できるようになり、眼窩、上顎骨、下顎骨などの骨が白く確認できます。
胎児の運動もさらに活発になり、四肢や体幹の運動に続き頭部の運動も見られるようになり、横隔膜、胸郭、腹部を動かす呼吸様運動がみられるようになります。
妊娠１０週の胎児心拍数は１７０〜１６０bpm前後と次第に減少してきます。

胎児ちゃんがクリオネに見えました。

この頃になると羊水腔はますます増大し広くなってきます。
BPD・CRLとともに上腕骨長、大腿骨長測定が可能となります。
心臓では四腔像が観察できるようになり、大血管、胃などもみることができるようになります。
妊娠12週頃には膀胱内に尿が溜まっている像が見られはじめます。

まるでキューピーさんみたい！
とっても愛しいって感じました。
BPDが１７.１mm、頭の大きさを聞いてなぜだか「おぉ！」っと唸ってしまいました。

BPD（児頭大横径）…胎児の頭を真上からみて、左右の横幅の一番長い部分の直径の長さのこと。
妊娠１０週の頃から測定が可能になり、妊娠１３〜１４週以降はBPDの測定が中心となり、胎児の発育の目安となります。