妊娠1ヶ月とは最終月経の初日から28日間を言いますが、実際には前半の2週間(妊娠0週0日から妊娠1週6日)は、まだ妊娠はしていないことになります。
これは一般的には最終月経の初日からおよそ2週間後に排卵が起こるからです。
ただし、排卵の時期は基礎体温をつけるなどしないとはっきりわかりません。
女性が持つ卵子はあなたが、お母さんのおなかの中にいるときにすでにそのもとがつくられていて、その数は700万個ともいわれています。
そして一生の間にその中の400〜500個の成熟した卵子が排卵されます。
この排卵された卵子の寿命は約24時間で、この24時間という短い間に子に出会わなければ新しい命の誕生のチャンスはないということになります。
男性の子はとても小さいのですが、パパの遺伝子をしっかり持っています。
1回ので放出される子の数は、約3〜5億匹で、寿命は約3〜5日といわれています。
しかし、3〜5億匹の子のなかで子宮の奥までたどりつけるものはは1000〜5000匹たらずです。
そして、その中の1匹が卵子の中に入りします。
これが、新しい命の誕生の瞬間です。
卵はわずか0.2mm程度の大きさですが、どんどん細胞分裂を繰り返しながら大きくなって いきます。
卵はその後、約3日間卵管の中にとどまった後、ゆっくりと子宮に向かって降りていきます。
そして、約1週間かかって子宮に到着し着床し、妊娠が成立するのです。
着床した卵はさらに細胞分裂を繰り返しながら、外胚葉(皮膚や神経のもと)、中胚葉(心臓、骨、筋肉などのもと)、内胚葉(消化器などのもと)に分かれていきます。
この時期から妊娠3ヶ月(妊娠8週6日)までの赤ちゃんのことを胎芽(たいが)と呼びます。
妊娠1ヶ月目というのはほとんど何の自覚もなく、妊娠に気がつかない時期でもあります。
妊娠の可能性がある場合は日常生活に注意をしてください。