外見上はまだおなかのふくらみは目立ちませんが、妊娠１１週頃には子宮は握りこぶし程度の大きさになっています。
個人差はありますが、ほとんどのママにつわりの症状がみられるようになります。
水を飲んでも吐いたり、においだけでも吐き気が起こるという人もいる反面、まったくない人もいます。
このようにつわりの強さや症状にはかなりの個人差がみられ、ひどい人は妊娠悪阻といって脱水や電解質のバランスを崩してしまう人います。
この場合は点滴などの処置が必要になりますので、あまりつらい時は医師に相談しましょう。
子宮は握りこぶしくらいになり、膀胱や腸を圧迫するためさらにトイレが近くなります。
また、黄体ホルモンの影響で腸管の動きがにぶくなり便秘や下痢に悩まされる人もいます。
下腹部が張るような感じが強くなったり、ガスでおなかが張り不快や苦痛を感じる人もいます。
乳房が重く感じられたり、張ったり、痛みを感じたり、乳輪部が黒ずんできたり乳房の変化が多くの人にみられます
ブラジャーがきつく感じるようであればサイズアップしたり、マタニティ用のブラジャーを使用してください。
新陳代謝が活発になり、汗をかきやすくなったり、おりものが増えたりします。
下着などは吸湿性、通気性の良いものを選んで、こまめに取替え清潔に心がけましょう。
つわりも手伝って気分が沈みがちだったり、イライラしたり、精神的に不安定になることもあります。
日頃からご主人にママの今のからだや心の状態を伝えるようにしてください。
胎盤が完成するまでは流産しやすい時期ですからくれぐれも無理をしたりしないで、出血やおなかの痛みなどの症状がある場合は早めに受診して下さい。
胎児ちゃんの心拍が確認されると母子健康手帳に関する説明が行なわれます。
それぞれの地域で交付方法が異なりますから具体的は方法をおき聞ください。
母子健康手帳は妊娠の経過、出産の状態、赤ちゃんの成長、予防接種などが書いてあり、小学校頃まで使いますから大切の保管してください。
それ以外にもママやパパがその時々の様子や気持を書いてあげておくと、あかちゃんが大きくなって自分の母子健康手帳を見たときにきっとパパとママの愛情を感じることができると思います。
妊娠中の定期検診は、妊娠２３週までは４週に１回、妊娠２４週から妊娠３５週までは２週に１回、妊娠３６週から妊娠４０週までは１週に１回というふうに、それぞれの妊娠の時期で間隔が決まっています。
妊娠は確かにママ自身に起こってはいるのですが、子宮の中のことですから自分で確認することができませんし、判断することは難しいものです。
きちんと定期検診を受けることでさまざまな妊娠中のトラブルを早期に発見できたり、未然の防ぐことができます。
それに超音波画像を通して胎児ちゃんに会えますから楽しいことだと思います。
