子宮はさらに大きくなり、子宮底はちょうどおへそとみぞおちの中間に達します。
大きくなった子宮は内臓を押し上げ、胃のつかえ感やもたれ感を招き、心臓や肺も圧迫され動悸や息切れなどの症状がさらに出やすくなります。
この頃は足のむくみが出やすくなります。
とくに夕方になる頃には疲労も手伝って、足がはれぼったい、重いなどと感じることがあります。
朝起きてむくみが強かったり、しばらくしてもとれない時は妊娠中毒症を起こしやすい時期でもありますので注意が必要ですので早めに受診なさってください。
子宮筋の感受性が高くなり、おなかの張りを感じるようになります。
これは子宮の収縮ですがしばらく安静にしても治まらなかったり、痛みを感じるようであれば早産の心配もありますので安静にしてできるだけ早く受診なさってください。
この頃になると、おなかや乳房、お尻、太ももに妊娠線が出る人がさらに多くなります。
また、シミやシワが出たり、乳房や子部、わきの下などの皮膚が黒ずんだり、また湿疹やかゆみが出る人もいます。
その他にも、からだがだるい、疲れやすい、手足がしびれる、腰痛や足の痛みが辛い、足がつる足の付け根がつっぱるなどの不快症状が出やすい時期でもあります。
睡眠不足を感じイライラすることがあります。
この睡眠の変化は、お産後の授乳に備えからだの準備が始まっているともいわれています。
妊娠中毒症が発症しやすい時期になりますから、バランスのとれた食事とくに塩分の摂りすぎには気をつけ、むくみが強く体重が１週間に５００ｇ異常増えるときは早めに受診して下さい。
