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予防接種・小児肺炎球j菌ワクチン

◆予防する病気
肺炎球菌は子どもの感染症の二大原因のひとつの細菌です。
莢膜(きょうまく)というかたいからにおおわれているため、免疫の攻撃がききにくい構造をしています。
肺炎球菌は鼻や喉にでもいるような、ごく身近な菌なのですが、小さい子ども、とくに赤ちゃんのうちは、この細菌に対する抵抗力がないため、細菌性髄膜炎など症状の重い病気をおこしたりします。
大人の場合は、肺炎球菌が肺炎や気管支炎などの呼吸器障害を起こすことが多いのですが、2歳以下の子どもがこの細菌に感染すると、脳を包んでいる膜(髄膜:ずいまく)に入り込んで重篤な髄膜炎を引き起こします。
日本では毎年200人程度の子供が細菌性髄膜炎にかかっています

細菌性髄膜炎は、死亡率が高く、発症した年齢が小さければ小さいほど予後が悪く、4人に1人は神経麻痺や知能障害などの重篤な後遺症が残る病気です。
抗生物質が効きにくい起因菌が増えており、治療が難しいのも問題です
その他にも、肺炎球菌が原因となる病気として、菌血症(血液内に菌が入り込み、様々な臓器に転移することで髄膜炎などの重篤な病気を引き起こす)や肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、骨髄炎、関節炎などになる可能性もあります


◆予防接種を受ける時期
普通は生後2か月から、4週(中27日)以上の間隔で3回、1歳を過ぎたら(12-15か月)に4回目を接種します。

○生後2カ月〜6カ月
1歳までに27日以上あけて3回接種、その後60日以上あけて1歳〜1歳3カ月の間に1回追加接種
○生後7カ月から11か月
27日以上あけて2回接種、その後60日以上あけて1歳を過ぎたら1回追加接種
○1歳〜2歳未満
1歳で1回目接種、その後60日以上あけて2回接種
○2〜9歳未満
1回接種

*詳しくは、各保健センターや予防接種施行医療機関にお尋ねください。

◆接種方法と注意
不活化ワクチンを注射します。

小児肺炎球菌ワクチンは世界の約100カ国で承認され、すでに41カ国で定期接種に導入されているワクチンです。
ヒブワクチンと同時接種をすることで、細菌性髄膜炎予防に非常に有効だとされています。

【ワクチンの副反応】
ワクチン接種部位の腫れや発熱など、副作用が起こる頻度は他のワクチンと同等です。

*より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
*予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。麻疹・風疹の定期予防接種に限らず、予防接種全般についても分からないことは、各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。


*厚生労働省の決定に従い、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンの接種を一時中止とさせていただきます
くわしくは→ 厚労省ホームページ 

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