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予防接種・MR(麻疹・風疹)

◆予防する病気
【麻疹(はしか)】
急性で伝染力の強い麻疹ウイルスの感染によって起こる病気です。
麻疹に罹ったことのあるママから生まれた赤ちゃんは、免疫がありますから生後3ヵ月くらいまではほとんど心配ないのですが、生後4〜6ヵ月を過ぎるとママからもらった免疫が減少し、その語消滅しますから生後1歳を過ぎたころがもっとも罹りやすいといえます。
しかし、麻疹の免疫を持たないまま出産するお母さんや予防接種受けていても免疫の程度が弱いお母さんも増えていて、このようなお母さんから生まれた赤ちゃんはお母さんから十分な麻疹の免疫がもらえないため6ヶ月よりもっと早い時期から麻疹に感染する危険がある。

ワクチンによる免疫獲得率は95%以上と報告されており、有効性は明らかであるにもかかわらず、副反応などの心配からか日本のワクチン接種率は低く、感染力が強いため、保育所や幼稚園などで一気に流行することがあります。

麻疹は、空気感染でうつり、はじめは風邪の症状に似ているのですが、その後高熱、発疹、咳など症状も重く、神経系の合併症を起こし重症麻疹で毎年約50人の子どもが麻疹で命を落としています。
このように感染力が強く、重症化することもあるこわい病気ですから、1歳を過ぎたらできるだけ早く予防接種を受けましょう。
*麻疹(はしか)に関しては、子どもの病気・麻疹(はしか)をご参照ください。

【風疹(三日はしか)】
風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。
潜伏期間は2〜3週間(平均16−18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15〜30%程度。風疹ウイルスは飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発疹が出る2〜3日まえから発疹が出たあとの5日くらいまでは感染力があると考えられています。

風疹の症状は子どもは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2000〜5000人に一人くらいの割合で発生することがあります。

風疹でもっとも心配なことは、妊婦とくに、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。これらの障害を先天性風疹症候群といいます。
妊娠を希望する方は妊娠前に、風疹の抗体の有無を調べ、陰性の場合は予防接種を受けることをおすすめします。

*風疹に関しては、子どもの病気・風疹(三日はしか)をご参照ください。

◆予防接種を受ける時期
平成18年4月1日から、麻しん・風しんの予防接種は麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)による2回接種になりました。
1期は、生後12月から生後24月に至るまでの間にある者(すなわち1歳児)
2期は、5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(すなわち小学校入学前年度の1年間(4/1〜3/31))

*2006年の4月1日以降、定期の予防接種としては、MRワクチンのみとなり、現在使用されている麻疹単味(単抗原)ワクチンおよび風疹(単抗原)ワクチンに関しては任意接種となり、定期の予防接種では使用されないようになります。
麻疹に感染した場合、又は、麻疹単独ワクチンを接種済みの場合は、風疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
風疹に感染した場合、又は、風疹単独ワクチンを接種済みの場合は、麻疹単独ワクチン接種(MRワクチンは接種できません。)
詳しくは、各保健センターや予防接種施行医療機関にお尋ねください。

◆接種方法と注意
乾燥弱毒性麻しん風しん混合ワクチンを注射します。

【ワクチンの副反応】
麻しん風しん混合ワクチンは、麻しん及び風しんウイルスを弱毒化してつくったワクチンです。
このワクチンは、生ワクチンですから、体内でウイルスが増えるため、麻しん風しん混合ワクチンの臨床実験では、532人に接種し、196人(36.8%)に何らかの副反応が認められ、主なものは、発熱129人(24.2%)、発疹53人(10.0%)、注射部発赤34人(6.4%)、鼻漏29人(5.5%)、咳そう25人(4.7%)で、リンパ節腫脹が4人(0.8%)認められています。

*より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
*予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。麻疹・風疹の定期予防接種に限らず、予防接種全般についても分からないことは、各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。

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