予防接種は、病気に対する免疫をつけ、こどもを病気から守るためにおこなわれます。
ポリオ(急性灰白髄炎)は『小児麻痺』と呼ばれ、30年あまり前までは日本でも流行し、死亡する人も多いこわい病気でしたが、予防接種の効果により現在日本では自然感染の報告はあっていません。
他の国々においても、WHO(世界保健機構)や民間団体の努力により、ポリオワクチンが投与され、世界的に見てもポリオは急激に減少しつつあります。
このように予防接種は、我が子を健康を守るだけでなく、感染の輪を断ち切り、他のこどもたちの健康を守るものです。
しかし、予防接種は、その種類の多さ、効果、副作用の心配、予防接種による発症、医療ミスなどの不安や心配を感じている方も少なくなくありません。
確かに予防接種はメリットだけではなくデメリットもあります。
予防接種法が1994年に改正され、それまで義務だった予防接種が、義務ではなくなり、予防接種を受けさせるかどうかの最終的な判断は親がおこなうようになりました。
『予防接種の基礎知識』は、パパやママが予防接種を受けさせるかどうかの判断の参考となる基礎知識を提供するコーナーです。
不安や心配なことがあれば、医師に必ず相談になり安心して受けるようにしてください。
提供している情報はできるだけ最新のものを提供したいと思っておりますが、改正に伴い情報が最新のものでない場合もありますので必ず保健所などに確認をお願いします。
各自治体によって通知の方法や助成の違いがありますのでお住まいの保健所などに詳しい内容をお尋ねください。