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予防接種とは

◆予防接種とは
私たちのまわりには、さまざまなウイルスや細菌が存在し、それらが体の中に入り感染するといろいろな症状が現れます。
しかし、ウイルスや細菌に感染すると、それぞれのウイルスや細菌に対して抗体がつくられます。
この抗体が十分につくられると、次に同じウイルスや細菌が体の中に侵入して来ても発症を防ぐことができ、この体の防御システムを免疫と言います。
予防接種とは、この防御システムである免疫の力を利用し、感染防止・発症時の症状の軽減をはかることができます。
すなわち、予防接種はその感染症の免疫をもたない人に対し、あらかじめ免疫をつくるもとである『ワクチン』を接種し、体の中に抗体をつくり免疫力をつけることです。

生まれてしばらくは、ママのお腹の中でママからもらった免疫や母乳の免疫効果によって守られているのですが、生後半年を過ぎる頃からそれらの免疫が切れ始め、感染の危険にさらされることになります。
また、ママ自身が感染したことのないウイルスや細菌に対しては赤ちゃんもそれらに関しては免疫がありません。
予防接種の時期は母体からの移行抗体の減衰や感染症の発生状況、感染症の重症度などを考慮し、接種時期が決められています。

◆ワクチンの種類
ワクチンは、その抗体の種類により3つに大別することができます。

【生ワクチン】
細菌やウイルスの病原体でるウイルスや細菌が持っている毒性を弱め生きた状態で接種します。
生きた状態で接種しますから、その病気に軽く罹った状態になり、免疫をつけます。
生ワクチンには、BCGワクチン・ポリオワクチン・麻疹ワクチン・おたふくかぜワクチン・風疹ワクチン・水痘ワクチンがあります。

【不活化ワクチン】
細菌やウイルスを殺したり、それらの毒素がはたらかないようにして、病原体中から免疫ができるのに必要なものだけを取り出してつくられたものです。
体の中で増えることがないため、抗体をつくらせるには複数回の接種が必要となります。
不活化ワクチンには、百日せきワクチン・日本脳炎ワクチン・インフルエンザワクチン・A型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチン・コレラワクチン・狂犬病ワクチン・DPT三種混合ワクチンなどがあります。

【トキソイド】
細菌の出す毒素を無毒化したもので、不活化ワクチンと同じく複数回の接種が必要です。
トキソイドワクチンには、ジフテリアワクチン・破傷風ワクチンなどがあります。

◆予防接種の種類
予防接種は、2つの種類があります。

【勧奨接種(定期接種】
感染すると重症化したり、感染力が強い感染症の予防のために、国や自治体が「受けるように努力する義務がある」と強くすすめている予防接種です。
勧奨接種には、BCGワクチン・ポリオワクチン・DPT三種混合ワクチン・DT二種混合ワクチン・MR(麻疹ワクチン・風疹ワクチン)・日本脳炎ワクチン・インフルエンザワクチンなどがあります。

【任意接種】
接種するかどうかの判断は個人の事情や考えで決める予防接種です。
任意接種には、おたふくかぜワクチン・水痘ワクチン・A型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチン・コレラワクチン・狂犬病ワクチンなどがあります。

◆接種方法の種類
予防接種は、接種方法の種類により集団接種と個別接種に分かれます。

【集団接種】
日程をその地域の自治体が決め、一つの会場に集まって接種する方法。
ポリオ・BCG
※自治体によって異なることがあります。

【個別接種】
個別で小児科に行き接種してもらう方法。
日頃、診察を受けているかかりつけの小児科医によって、接種が行われるため安心できる。
MR・三種混合・おたふくかぜ・水痘・インフルエン

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