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急性化膿性乳腺炎

乳腺にまで炎症が生じたものを乳腺炎といい、乳腺炎には、うっ滞性乳腺炎と急性化膿性乳腺炎に区別することができます。

急性化膿性乳腺炎とは
乳房内に細菌が感染して起こる急性炎症です。

急性化膿性乳腺炎の原因菌
急性化膿性乳腺炎を引き起こす細菌の大部分はブドウ球菌や連鎖球菌です。

急性化膿性乳腺炎の感染経路
@うつ乳などが誘因となり、乳管から逆行性に細菌が侵入。
A乳頭亀裂からリンパ性に細菌が乳腺周囲に侵入。

急性化膿性乳腺炎の症状
産褥3〜4週ごろに発症するものが多い。
局所の発赤の腫脹・発赤・疼痛が顕著で、発症から1〜2日後に悪寒・戦慄を伴う38〜40℃の高熱をみる。
全身倦怠感を訴え、頻脈になり、患部のリンパ腺が腫脹し、圧痛が生じます。
化膿し膿瘍を形成すると、局所に波動を認め、乳汁に膿が混じることがあります。

急性化膿性乳腺炎の症状の増悪に影響を与えるもの
@乳頭亀裂
Aうつ乳
B不潔な操作
C赤ちゃんの口腔内感染症
D赤ちゃんの直接授乳の状態が良くない
Eまちがった乳房マッサージ、温罨法、搾乳などにより乳房の安静が保たれていない、

急性化膿性乳腺炎が母体に与える影響
@授乳中止
A乳腺膿瘍の場合、切開や穿刺による排膿
B膿が排出されても、まれに峰窩識炎へと拡大することがあります。

急性化膿性乳腺炎の治療
うっ滞性乳腺炎と同様に哺乳を積極的に行い授乳後も搾乳を行う。
乳房・乳頭のマッサージ。
疼痛が激しいときは鎮痛消炎剤、抗生物質、漢方薬など投与が行われます。
膿瘍が出来てしまった場合は外科的手術を行うこともあります。

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