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貧血

貧血とは
貧血とは、赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が低下している状態をいいます。
妊娠中にヘモグロビン11.0g/dl未満、ヘマトクリット33.0%未満である場合を妊娠貧血といいます。
妊娠中は妊娠初期から血漿(けっしょう)量が増加し、8〜12週では10〜20%増加、妊娠30週以降は約50%増加となるため血液が希釈され、見かけ上の貧血が認められるようになります。

産褥期の貧血の原因
ほとんどが、赤血球の産生に必要な鉄の貯蔵量の不足によって起こる鉄欠乏性貧血です。
@妊娠中から継続している慢性貧血
A分娩時の大量出血や血性悪路の増量もしくは産褥時における大量出血

貧血の症状
顔色、つめの色、動作時の立ちくらみといった症状から、耳鳴り、肩こりなどの不定愁訴としてみらるものもあります。

貧血の影響
@子宮復古不全
A縫合部からの再出血
B疲労
C母乳不足
D抵抗力の低下

産褥期の貧血の判断のポイント
@産褥3〜5日に血色素検査でHbが11g/dl未満(ただし500ml以上の出血のときには産褥1日目)検査が行われます。
Aほかの血液疾患(白血病、再生不良性貧血など)などがないか

貧血の治療
治療は大きく分けて、食事療法と薬剤による治療があります
@バランスの取れた食生活
血液をつくるには、鉄分のほか、タンパク質、銅、マンガン、ビタミンB12、葉酸が必要とされます。鉄分を多く含むレバー、肉類、魚類、貝類、緑黄色野菜や、タンパク質の供給源となる肉類、魚類、卵などに、その他の食品を組み合わせて、バランスのとれた食生活を心がけましょう
鉄分を多く含む食品…牛ヒレ肉、レバー、牡蠣、あさり、しじみ、なまりぶし、卵黄、きくらげ、ほうれん草、のり、ひじき、大豆など
銅を多く含む食品…わかめ、ひじきなどの海草類、貝類、豆類、ごま、なすなど
ビタミンB12を多く含む食品…魚の血合い、貝類、卵、のりなど
葉酸を多く含む食品…牡蠣、アスパラガス、ブロッコリー、ほうれん草、バナナなど
A鉄材の内服
鉄剤服用の注意点
@便が黒っぽくなることがあります。
A緑茶や紅茶は鉄剤服用前後30分は避けましょう。
B腹痛・食欲低下・便秘・軟便などの胃腸障害がおこる場合があります。
CビタミンCは鉄の吸収を促進し副作用を減らす場合があるといわれています。
D他に薬を服用している場合は医師や薬剤師に伝えましょう。

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