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母乳の出るしくみ

【乳房の構造】乳房のしくみ

◆乳頭
乳房の先端にあり、乳首ともいいます。
◆乳輪
乳頭のまわりを丸く囲んでいる、色素の濃い部分です。
乳輪の大きさや色の濃さには個人差があります。妊娠すると色素が濃くなります。
◆乳口
乳頭の先端にある乳汁の出口で、片方の乳頭に15〜20個の乳口があります。
◆乳管
乳管には乳汁の通り道で乳管洞と導管からなりたっています。
乳管洞は、乳腺から乳口にきた乳汁を一時的にためておくところです。
乳管は奥へいくにしたがっていくつかの枝分かれしていて、枝の先には乳汁を生産、分泌する腺胞が集まっていて、これを小葉といいます。
◆基底部
乳房の土台部分のことで、乳房と胸の筋肉をつなぐところです。

【妊娠中にはなぜ母乳が出ないの】
妊娠中、卵巣や胎盤から分泌されるエストロゲンやプロゲステロンの働きで乳腺が発育します。
一方では、これらのホルモンが乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンの作用にブレーキをかけていて、妊娠中に母乳分泌が起こらないよう抑制されています。

【母乳の出るしくみ】
@分娩で胎盤が体外に排出されると、胎盤から分泌されていたエストロゲンとプロゲステロンは急激に減少します。
Aエストロゲンとプロゲステロンの減少により、乳汁の分泌抑制がとれ、プロラクチンが乳腺に活発に働きかけ乳汁の生産を始めます。
B生産された乳汁は乳管を通って、いったん乳管洞に蓄えられます。
乳頭の筋肉は乳汁が溢れないよう収縮しています。
C乳頭には刺激に敏感な知覚神経が集まっており、赤ちゃんが乳首をくわえ、吸う刺激により、乳頭の筋肉はゆるみます。
D赤ちゃんの吸う刺激が、視床下部を刺激し下垂体後葉からオキシトシンが分泌されます。
Eオキシトシンは乳腺を取り囲んでいる筋肉を収縮させて、乳汁を乳房から積極的に押し出します。
この状態を射乳といいます。

【母乳が白いわけ】
乳腺葉のまわりには細い血管が取り囲んでいて、この血管を流れる血液が乳腺葉をつくっている細胞で乳汁につくりかえられるのですが、この細胞のなかで血液中のたんぱく質などの栄養は白血球などの成分は乳汁となり、赤い赤血球などは乳汁の中には入らないためです。

【ホルモンの不思議】
母乳を作り、分泌させる大きな働きをしているホルモン。
これらのホルモンはとてもデリケートで、ママの精神的は影響を受けます。
例えば、
赤ちゃんの泣き声を聞いたり、そろそろ赤ちゃんがおっぱいを欲しがる時間だなっと思ったりするとおっぱいが張ってきて、乳汁がポタポタと落ちりします。
その反対に、実家から自宅へ戻ったとたん不安とストレスで母乳の分泌が落ちてしまうことがあります。

【母乳育児で大切なこと】
ゆっくり楽しく過ごすこと。
赤ちゃんに何度も吸わせること。

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