【児頭骨盤不均衡とは】
児頭と骨盤の大きさに不均衡が存在するため、児頭の産道通過が困難なものを児頭骨盤不均衡といいます。
【児頭骨盤不均衡の原因】
*児頭は正常であって骨盤が小さい…狭骨盤など
*骨盤は正常であって児頭が大きい…巨大児など
【児頭骨盤不均衡の診断】
*腹部の触診による外診所見(ザイツ法)
*レントゲンによる骨盤計測(マルチウス法・グースマン法)
*超音波検査による児頭計測所見
*分娩進行・分娩時間
【児頭骨盤不均衡の治療】
分娩前に児頭骨盤不均衡が明らかな場合は帝王切開が行われます。
分娩前に確定診断ができない場合は、試験分娩が行われます。
試験分娩の結果、分娩遷延・分娩停止や胎児機能不全などがあれば帝王切開が行われます。