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軟産道強靭

【軟産道とは】
軟産道は、分娩のときに胎児や胎盤などが通過する管で、膣、子および子から構成されます。

【軟産道強靭とは】
軟産道の伸展性の不足や狭窄は分娩の進行を妨げ、遷延分娩となります。

【軟産道異常の原因】
@加齢…加齢に伴って軟産道の筋組織は萎縮し、結合組織が増加するので、組織の潤軟性、伸展性が乏しくなります。
高年初産婦では、軟産道の強靭の他に、前・早期破水、微弱陣痛、弛緩出血、先天異常児出産などがおこりやすく、妊娠中は流早産、妊婦高血圧症候群などが多い。
A瘢痕・癒着…帝王切開後の子宮下部の瘢痕、子宮頚管縫縮術後や前回の分娩時の頚管裂傷時の子宮頚管の瘢痕、膣、子における裂傷による瘢痕など。
B腫脹…子宮頚管部の筋腫など。
C先天異常…先天性膣狭窄、膣中隔など。
D神経質な性格や知覚過敏…骨盤底筋肉群のけいれんを起こし、強い抵抗となります。

【軟産道強靭の影響】
*分娩の遷延…子宮頚管が強靭であれば子宮口の開大は遅れ、持続性微弱陣痛をきたしたり、遷延分娩となることがあります。
*早期破水…子宮口の開大が遅れる一方、子宮内圧が高まり早期破水を起こすことがあります。
*軟産道の圧迫、裂傷…分娩遷延による軟産道の圧迫により微弱陣痛となる。陣痛が強く、子宮頚管、膣、の伸展が不良であれば大きな裂傷をきたすことがあります。
*弛緩出血
*胎児機能不全…児頭の圧迫、産瘤の増大、脳内圧による機能不全にいたることがあります。

【軟産道強靭の治療】
*微弱陣痛が著しい場合や胎児機能不全を呈する場合は、帝王切開がおこなわれます。

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