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前期破水(PROM)

【前期破水とは】
陣痛が発来する前に起こる破水を前期破水といいます。

【前期破水の原因】
@卵膜が炎症などで脆いときの墜落、咳嗽などによる腹圧の急上昇や、などの外力が加わったことによって破水が起こります。
A絨毛膜羊膜炎、切迫早産、双胎、、羊水過多症などの合併がある場合。

【前期破水の分類】
管理上の問題点から前期破水は、37週未満のpretermPROMと37週以降のtermPROMに分類されます。

【前期破水の頻度】
早産の約30%は37週未満のpretermPROMによるものです。

【前期破水の症状】
絶えず羊水が流出します。

【前期破水の影響】
母体への影響
@陣痛開始までの時間を要する場合、感染を起こす可能性があります。
A羊水の漏出のため、微弱陣痛、回旋異常のための分娩遷延の可能性があります。

児への影響
@回旋異常による分娩遷延や、胎位によっては臍帯脱出するため胎児機能不全が起こる可能性があります。
A37週未満の場合では早産児であるため、胎児が未熟である可能性があります。

【前期破水の診断】
@内診時、膣鏡診での羊水流出の確認
A羊水の臭気
BBTB試験紙の青変
C顕微鏡検査による胎児細胞、胎児ぜい毛の証明や、塗抹乾燥標本でシダ状結晶の証明
D内診で直接胎児の頭髪が触れる。

【前期破水の管理】
@妊娠36週以後は破水後24時間に陣痛が発来すれば自然分娩、陣痛が発来しなければ分娩誘発が行われます。
A妊娠34週までは妊娠の継続を図り、妊娠34週に達し、肺の成熟が認められた時点で分娩誘発が行われます。
B妊娠25週以前では、早期分娩しても児の予後が改善はみられないので待機とします。

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