【低在横定位とは】
分娩時に児頭が骨盤の出口に達したときに、矢状縫合が横径に一致したままで分娩が停止するものをいいます。
【低在横定位の原因】
@胎児側の原因…児頭の過小、胎児死亡、上肢の脱出など
A母体側の原因…扁平骨盤、骨盤の形態異常、骨盤低筋肉群の伸展不良、微弱陣痛など
【低在横定位の影響】
母体は軟産道の損傷、続発性微弱陣痛、感染、陣痛が過強になれば子宮破裂の危険性もあります。
胎児は機能不全、脳障害、胎児死亡などの危険性があります。
【低在横定位の診断】
内診によって判断
【低在横定位の処置】
自然に回旋が起こらなければ吸引分娩を試みられますが、回旋が起こらなければ帝王切開となります。