一般的には最終月経の初日から2週間後に卵巣から1個の卵子が排出され排卵が起こります。
排卵された卵子は、卵管の中で3〜5億個の子の中の1匹とだけ出会い、この1匹の子が卵子の透明帯を通過しします。
1匹の子が透明帯を通過したその瞬間に透明帯の表面が強力なバリアに変化し、他の子をシャットアウトしてしまいます。
から24時間後、卵は細胞分裂がはじまり、2個から4個、4個から8個…と分裂を繰り返しながら子宮の方へ降りていきます。
小さな桑の実状の卵は、だいたい4日目くらいで子宮に入ります。
そして、今までは規則的で同じように分裂を繰り返していた細胞が、”胎芽”すなわち胎児ちゃんとなる内細胞群と胎盤や血管になる外細胞群とに分かれます
卵は細胞分裂を繰り返しながら、約1週間かかって卵管を通り、子宮へ到着します。
そして3週目頃子宮内に着いた卵は子宮内へもぐりこみ、着床したことで妊娠が成立します。
まず、卵は子宮内膜に穴をあけて潜り込みます。
そして、着床中の卵から細かい絨毛が外側に向かって成長していきます。
また、子宮の組織も卵を被膜で覆うので、保護と固定がさらに強化されていきます。
着床した卵はさらに、分裂を繰り返しながら、”胎芽”と呼ばれる胎児ちゃんのもとに変化していきます。
胎芽には卵黄嚢といわれる丸い袋が付いていて、これがしばらくの間、胎芽の栄養源になります。
妊娠3週頃には身長0.6〜0.7mm、体重は0.7〜0.8gの大きさで、頭と胴の区別がはっきりせず、タツノオトシゴのような形をしていて、えらや尾のようなものもあります。