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「交通の方法に関する教則」の改正〜後部座席のシートベルト着用の義務化

平成20年6月1日より、後部座席シートベルトの着用義務化が施行されます。
これまで
1985年(昭和60年)9月1日シートベルト着用の義務化(一般道路、高速道路を問わず)
2000年(平成12年)4月1日 6歳未満の幼児に対するチャイルドシートの義務化
などがおこなわれ、運転席、助手席のシートベルトの義務化が広く世間に浸透してきました。

しかし、努力義務であった後部座席のシートベルトの装着率は低迷している現状でした。
後部座席のシートベルトを着用しないと、
・後部座席に乗る人自身が傷害を負う。
・運転者、助手席に乗る人に被害が拡大
・クルマの外に投げ出される(車外放出)
などの危険性があり、JAF(社団法人日本自動車連盟)の実験データによると、後部座席の人がシートベルトを着用していなかった場合、前席乗員が頭部に重傷を負う確率は着用時と比べなんと51倍にもなるとのことです。


今年秋までは、指導期間として罰則は適用されません。
(高速道路はすぐに罰則が適用されます。)
・行政処分の点数が1点科される
・違反金はなし

当然、赤ちゃんも子どももシートベルトを装着する義務がありますから子どもには体格にあったチャイルドシートを使用して着座させなくてはなりません。
チャイルドシートは取扱説明書を参考にしっかり取り付け、正しく使用しましょう。
車に乗る6歳未満の子どもで、チャイルドシートを使用している割合は46.9%。半数以下だという現実があります。
わが子を守るためにもベビーシート・チャイルドシートを使用しましょう。

妊婦さんのシートベルト着用
よく妊娠中はシートベルトをしなくてもいいということを聞きます。
道路交通法では、妊婦については「健康保持上適当でない場合」は免除するという規定があるために、「妊婦はシートベルトをしなくてもいい」と誤解している人もいるようですが、シートベルト非着用での事故の際には怪我・死亡率は当然高くなります。
欧米先進国では、妊婦にもシートベルトの着用を義務づけているところが多く、シートベルトをしない場合には、シートベルトを免除する医師の診断書が必要な国さえ有ります。
海外のデータではシートベルトをしない方が妊婦、胎児とも死亡率が高いことが示されています。
日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会は合同で、「妊婦はシートベルトをしなくてもよい」という誤解が改められるよう『妊婦にもシートベルト着用を推奨』という見解を発表しました。

妊婦さんのシートベルト着用法
現在の肩掛け3点固定式シートベルトなら、正しく装着すれば問題はないと言います。お腹のふくらみを避けて、腰のベルトはできるだけ太股寄りに、肩掛けベルトはできるだけ肩寄りにすることがポイントです。また、お腹にシートベルトが掛かるのを避けるための補助具も販売されています。

おなかの赤ちゃんとママを守るためにも医師からの指導がない場合はシートベルトを使用しましょう。

補足

○交通の方法に関する教則
警察庁が公表している自動車や自転車、歩行者などの交通マナー集。道路交通法上の禁止事項に加え、注意事項なども盛り込まれている。教則そのものに法的な拘束力はないが、教育現場や自動車教習所の教本などのもとになっている。



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