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小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む同時接種後の死亡に関して

【【同時接種4児死亡、8日に専門家検討会…厚労省〜読売新聞より】
兵庫県宝塚市や川崎市などで、小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン「アクトヒブ」を同時接種した乳幼児4人が死亡した問題で、厚生労働省は5日、専門家の検討会を8日に開き、今後の対応を検討することを決めた。
プレベナーは昨年2月の販売開始から今年1月末までの1年間で推計110万人が接種したが、この間の死亡例報告はゼロ。
アクトヒブも1月末までの約2年間で推計155万人が接種し、死亡例は1人だけだった。
厚労省は短期間に死亡例が続いたことから、両ワクチンの接種を一時的に見合わせるよう、4日に各自治体や製薬会社へ連絡している。

【厚生労働省〜小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時的見合わせについて】
小児用肺炎球菌ワクチン(販売名:プレベナー水性懸濁皮下注)及びヒブワクチン(販売名:アクトヒブ)を含む、ワクチン同時接種後の死亡例が、3月2日から本日までに4例報告されました。
ワクチン接種と死亡との因果関係は、報告医によればいずれも評価不能または不明とされており、現在詳細な調査を実施しています。
このような状況から、「小児用肺炎球菌ワクチン(販売名:プレベナー水性懸濁皮下注)」及び「ヒブワクチン(販売名:アクトヒブ)」については、因果関係の評価を実施するまでの間、念のため、接種を一時的に見合わせることとし、自治体及び関係製造販売業者に連絡しました。
なお、今回のワクチン接種と死亡との因果関係の評価は、医薬品等安全対策部会安全対策調査会と、子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会を、早急に合同で開催し、詳細な検討を実施する予定です

症例一覧
■症例A
2歳代男児 基礎疾患(持病)として心室中隔欠損症、慢性肺疾患、気管支喘息、てんかん他
ワクチン:ブレベナー・アクトヒブ
経過:接種後翌日死亡
報告医評価:評価不能
報告(月日)自治体:3月2日宝塚市
詳細調査対応:調査中

■症例B
1歳代女児 基礎疾患(持病)なし
ワクチン:ブレベナー・DPT
経過:接種後翌日死亡
報告医評価:評価不能
報告(月日)自治体:3月3日西宮市
詳細調査対応:調査中

■症例C
6ヶ月未満女児  基礎疾患(持病)調査中
ワクチン:ブレベナー・アクトヒブ・DPT(1回め)
経過:接種後3日後死亡
報告医評価:不明
報告(月日)自治体:3月4日川崎市
詳細調査対応:調査中

■症例D
6ヶ月以上・1歳未満女児  基礎疾患(持病)右胸心単心室肺動脈閉鎖
ワクチン:ブレベナー・アクトヒブ・DPT(2回め)
経過:接種翌日死亡
報告医評価:不明
報告(月日)自治体:3月4日京都市
詳細調査対応:調査中

【厚生労働省〜小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種の花粉症の症状一時的見合わせについてのQ&A】
平成23年3月5日 健康局結核感染症課 医薬食品局安全対策課

問1 なぜ、小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種を一時的に見合わせたのですか。
3月2日から4日までの間に、報告医によれば因果関係は評価不能又は不明とされていますが、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含むワクチン同時接種後の死亡例が4例報告されたため、至急調査をしているところです。
情報を収集し専門家による因果関係の評価を実施するまでの間、念のため接種を一時的に見合わせることとしたものです。
なお専門家による会議は3月8日に開催させていただく予定です。

問2 最近、子どもが小児用肺炎球菌ワクチン又はヒブワクチンを接種したのですが、大丈夫でしょうか。どのようなことに気をつければよいでしょうか。
我が国でも発売以来それぞれ100万人から150万人程度の子供に接種されたと推定されており、特に著しい問題は生じていないことが先日行われた調査会で確認されております。また、今回の報告については、接種当日(3例)または3日後(1例)に生じており、接種数日を経ている方についてはご心配ないものと考えられます。またこれらの亡くなられた子どもさんの状況についての予防接種との関係については、現在至急調査を行っているところです。
特に接種直後から数日以内に、高熱、ぐったりしているなど、普段と異なる症状が見られる場合には医師に相談してください。

問3 小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンを同時接種する場合ではなく、いずれか一方を接種することも見合わせているのでしょうか。
ワクチンとの関連を評価するまでの間は、念のため、単独での接種も見合わせることといたしました。

問4 DPT(ジフテリア、百日せき、破傷風)3種混合ワクチンの接種は見合わせていないのですか。
DPTワクチンは従来から定期接種ワクチンとして広く使用されているワクチンであり、これまでの我が国での接種の実績からみて接種を見合わせることとはしていません。
一方、小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンは我が国での発売以降の期間がそれぞれ1年又は2年程度と短く、また、昨年11月から開始した接種事業により接種者数がそれ以前に比べ増加している状況にあるため、評価を行うまで念のため一時見合わせることとしました。

問5 接種の見合わせはいつまで続きますか。
因果関係の評価を行う専門家の会議を3月8日に予定しており、少なくともそれまでの間は接種の見合わせをお願いいたします。その後の対応は、検討結果を踏まえて速やかに決めたうえ、改めてご案内いたします。

問6 来月、次回の接種を予定していますが、接種できますか。
3月8日に開催する予定の、専門家の会議の結果を速やかに公表する予定ですので、その結果をご参考にしてください。

2011年3月5日



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