広骨盤(こうこつばん)…骨盤諸径線が正常より長く、骨盤腔が広すぎるものをいいます。骨産道の抵抗が少ないため、陣痛が強ければ急産・墜落産となったり、低在横定位となることがあります。
後陣痛(こうじんつう)…分娩後、子宮収縮に伴って生じる痛みのことで、分娩後数日間持続します。一般に、出産回数を重ねるほど後陣痛が強いといわれています。また、授乳時や乳首をマッサージする際などは下垂体後葉から分泌されるオキシトシンの働きによって子宮収縮が促進され、後陣痛が生じます。
高年初産婦(こうねんしょさんぷ)…35歳以上の初産婦のことをいいます。(日本産婦人科学会
呼吸法(こきゅうほう)…呼吸をコントロールすることにより、リラックス、痛みの軽減、精神の安定がはかれます。精神的無痛分娩の技法であり、いろいろな呼吸パターンがあります。呼吸をコントロールすることにより酸素の摂取を効果的にし、産婦の消耗を軽減、胎児の酸素の供給がはかれます。
骨産道(こつさんどう)…分娩時に胎児とその付属物が通過する経路を産道といい、そのうち骨盤からなるものを骨産道といいます。骨盤には左右の寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)と仙骨、尾骨の4つの骨で構成されています。
骨盤位(こつばんい)…胎児の胎位の異常で臀部あるいは足が先進する縦位を骨盤位といい、全妊娠では3から4%程度です。原因がはっきりしないものも多いのですが、羊水過多症、前置胎盤、子宮筋腫、双胎、狭骨盤、腫瘍などで起こりやすくなります。
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