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分娩・産褥用語辞典・し


分娩・産褥用語辞典弛緩出血(しかんしゅっけつ)…分娩第3期あるいは胎盤娩出直後に子宮筋の収縮不全より、止血機序が障害されて起こる異常出血をいいます。原因としては、多胎、羊水過多、巨大児などによる子宮壁の過伸展、微弱陣痛、急速分娩、遷延分娩などによる子宮筋の疲労、虚弱体質、心疾患、貧血など全身性の原因、そのほかに頻産婦、膀胱や直腸の充満、子宮奇形、筋腫などがあります。


分娩・産褥用語辞典弛緩法(しかんほう)…リラックス法ともいいます。分娩時の不安、緊張に対して、意識的に全身の筋肉から力を抜き、緊張を取り除き、痛みを和らげる方法です。これによって、交感神経の興奮を軽減し、副交感神経の高めることができます。


分娩・産褥用語辞典子宮収縮剤(しきゅうしゅうしゅくざい)…薬剤により子宮収縮を促し、陣痛をつけ分娩を開始、促進させるものです。副作用として薬剤により過強陣痛、胎児切迫仮死があらわれることがあるため慎重に選択する必要があります。


分娩・産褥用語辞典子宮破裂(しきゅうはれつ)…分娩時、まれに妊娠末期におこる子宮壁の裂傷を総称して子宮破裂といいます。原因としては、既往帝王切開、子宮筋腫摘出術の既往、不適切な陣痛促進剤の使用、自然破裂などがあります。


分娩・産褥用語辞典子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)…妊娠中に肥大した子宮筋細胞は、産褥期を通じてもとの大きさに戻るが、この回復過程が遅れた状態をいいます。原因としては子宮内の胎盤片や卵膜片などの遺残によることがおおい。症状としては、正常産褥日数に比して、子宮が大きく柔軟に触知され、子宮底が高く、子宮頚管の閉鎖も遅延する。血性悪露が長く続き、量も減少しにくい。


分娩・産褥用語辞典子宮口の開大(しきゅうこうのかいだい)…分娩が進み胎児が下降してくると子宮口がだんだんと開いて来ます。1cm開大から10cm開大までで、10cm開大が子宮口全開大といいます。子宮口が全開大するといきみが自然に生じてきて、医師や助産師からいきみの指示がだされます。


分娩・産褥用語辞典死産(しざん)…児の生死による分類において、妊娠期間にかかわりなく、胎児が死亡して娩出したものをいい、胎児死亡とは、母体から分離後、胎児が呼吸または心臓拍動、臍帯拍動もしくは随意筋の明白な運動のような生命の証のいずれをも示さない事実をいいます。妊娠12週以降は死産届が必要となります。衛生統計上では、妊娠12週以後の死産の出生を死産といいます。


分娩・産褥用語辞典自然分娩法(しぜんぶんべんほう)…natural childbirth 英国で行われ始めた方法で、分娩時の苦痛は恐怖心によって起こるところが多く、それが身体の緊張を生じ、ひいては痛みをまし、さらに恐怖感をますという悪循環を生じとの考え方に基づいて、妊娠中から母親学級などで、妊娠、分娩の生理について学習したり妊婦体操などを行ってトレーニングする分娩方法。


分娩・産褥用語辞典児頭の応形機能(じとうのおうけいきのう)…児頭を構成する各骨は固く結合しておらず、縫合と泉門の部分で互いに離れ、移動性があります。そのため、胎児が産道を通過し、周囲から強く圧迫を受けると、児頭は互いに密着し、重なりあい、児頭は先進する方向へ細長くなり、周囲を短縮するように変形し、産道内通過が容易となります。この児頭の骨が重なり合うことを骨重といい、児頭の変形しうる機能を応形機能といいます。


分娩・産褥用語辞典児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)…CPD。児頭と骨盤の大きさに不均衡が存在するため、児頭の産道通過が困難なものをいいます。


分娩・産褥用語辞典シュレーダーー徴候(しゅれーだーちょうこう)…胎盤の剥離徴候のひとつで、胎児娩出後ほぼ臍高にあった子宮底がやや上昇し右傾し、子宮下部は膨らんで柔ららくなります。


分娩・産褥用語辞典常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)…妊娠後半期に、正常位置に付着している胎盤が、妊娠中または分娩中に胎児の娩出に先立って剥離するものをいいます。原因としては、妊娠高血圧症候群、本体生高血圧、出血性素因などがあります。


分娩・産褥用語辞典初産婦(しょさんぷ)…はじめて分娩する婦人のことをいいます。妊娠の経験は有するが生活可能児(妊娠22週以降)の出産経験がない産婦も含まれます。


分娩・産褥用語辞典小泉門(しょうせんもん)…胎児の頭蓋の左右頭頂骨と後頭骨に囲まれた三角形の空隙をいいます


分娩・産褥用語辞典小乳頭(しょうにゅうとう)…乳頭が小さく、乳頭の直径が5o以下のものを一般的にさします


分娩・産褥用語辞典褥婦(じょくふ)…分娩が終了し、妊娠・分娩に伴う母体の生理的変化が非妊時の状態に回復するまでの期間を産褥期といい、その期間は6から8週間です。その期間にある婦人を褥婦といいます。


分娩・産褥用語辞典出生届(しゅっせいとどけ)…戸籍法第49条により、出生の届出は、出生後14日以内に(国外で出生のあった場合は3ヵ月以内)に市町村(区)長に届けなければなりません。


分娩・産褥用語辞典初乳(しょにゅう)…産褥2から3日の間における黄色あるいは半透明の乳汁をいい、それ以降の乳汁に比べてたんぱく質を多く含んでいます。とくにラクトアルブミン、ラクトグロブリンがおお含んでいます。また、ナトリウム、カリウムが多く、カルシウムはやや少ない。そのほかに初乳中には免疫グロブリンが多く含まれ、なかでもIgAが80%を占めていて、IgM、IgGも少量含んでいます


分娩・産褥用語辞典人工分娩(じんこうぶんべん)…娩出方法の分類において、人工的な介入(薬剤、理学的刺激、手術など)を受けて分娩したものをいいます。


分娩・産褥用語辞典新生児聴覚検査(しんせいじちょうかくけんさ)…聴覚異常の早期発見を図るために2000年度より医療機関に委託してモデル事業が開始、試行的事業として実施されています。


分娩・産褥用語辞典陣痛(じんつう)…分娩時の反復する子宮収縮をいいます。広い意味では妊娠中の子宮収縮を含む場合もあります。陣痛は子宮体筋の収縮そのものを指し、痛みを伴うことが絶対条件ではありません。


分娩・産褥用語辞典陣痛周期(じんつうしゅうき)…陣痛の発作開始から次の発作開始までをいい、子宮収縮が極度に達する時期を極期、子宮収縮がしだいに弱まって間欠期に移行する時期を減退期といいます。


分娩・産褥用語辞典陣痛誘発(じんつうゆうはつ)…経膣分娩を目的として、薬物投与や器械的刺激によって本来自然に発来する陣痛を人為的に誘発または促進することをいいます。


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