羊水(ようすい)…羊水は弱アルカリ性の液体で、妊娠初期には母体の血液から滲出により生産され、妊娠中期から後期では、羊膜上皮からの分泌に加え、胎児の排尿によって生産され、妊娠28週頃には最大となり、その後減少し、分娩予定日頃には500ml前後となります。羊水の量が800ml以上は羊水過多と定義されます。
羊水過少症(ようすいかしょうしょう)…羊水過少症は「羊水量が異常に少ない状態」をいいます。羊水過少症は腎無形成、多嚢胞腎、尿道閉鎖などがあります。
羊水過多症(ようすいかたよう)…日本産婦人科学会では妊娠末期の羊水量が800ml以上で、胸部圧迫感や腹部膨満感を伴う場合を羊水過多と定義しています。200〜300分娩に1つの割合でみられ、羊水過多の半数近くに食道閉鎖など胎児の奇形がみられます。<BR>妊娠後期では、早産、前期破水、臍帯や四肢の脱出、弛緩出血などが起こりやすい。
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