マタニティ・ブルーズ(またにてぃ・ぶるーず)…分娩直後の数日間に発現する軽度の情緒障害であり、通常、数時間から数日程度といった一過性の経過をとる。欧米では30から80%の程度で報告されていますが、日本では6.5から25.8%と低い値となっています。原因は解明されていませんが、分娩後の急激な内分泌環境の変化が関連し、このような身体的要因に、心理的社会的要因が加味されて発症に影響を及ぼすと考えられています。症状は、頭痛、疲労感、食欲不振、不眠、涙もろさ、抑うつ気分、不安感、緊張感、気分の不安定、集中力困難、焦燥感、易刺激性などがあります。マタニティ・ブルーズにかかりやすい要因としては、高齢、初産婦、神経質な性格、不定愁訴の多い妊婦、核家族などがあります。
マッサージ(まっさーじ)…産痛部位や筋肉の緊張している所をマッサージすることで、血液の循環がよくなり、筋肉の緊張が和らぐ。また触れることで、分娩に対する産婦の不安や緊張などを軽減し、情緒的支援にもなります。産婦が心地よいと感じる力の入れ具合や部位を確認しながら行います。
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