妊娠・出産・育児

妊娠・出産・育児 は妊娠・出産・育児に関する基礎知識と情報提供、コミュニケーションや相談ができるママたちのコミュニティサイト

HOME インフォメーション 妊娠 出産・産後 赤ちゃんの成長と育児 ゲストルーム 掲示板 お役立ち情報 地域情報 育児日記 トピックス  リンク サイトマップ

分娩・産褥用語辞典・さ


分娩・産褥用語辞典臍帯下垂(さいたいかすい)…破水後に臍帯が子宮口以下に下垂するものをいいます。原因としては、狭骨盤、広骨盤、胎位異常、双胎、羊水過多などがあります。


分娩・産褥用語辞典臍帯の偽結節(たいたいのぎけっせつ)…一見、臍帯に結び目が形成されたようにみえるのですが、臍帯のワルトン膠室が固まってできたものや血管が瘤状に集まったものをいいます。


分娩・産褥用語辞典臍帯の真結節(さいたいのしんけっせつ)…臍帯に結び目が形成されたものをいいます。


分娩・産褥用語辞典臍帯巻絡(さいたいけんらく)…臍帯が胎児の頚部、体幹、四肢などに1回から数回巻きついているものをいいます。原因としては、臍帯の過長、胎児の活発な運動などがありますが一般的には原因不明の場合が多い。臍帯が首に巻きついた頚部巻絡が最も多く、全体の80〜95%、たすきがけの巻絡が15%と次いで多くみられrます。全分娩の20〜40%みられ、決してまれないものではありません。


分娩・産褥用語辞典臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)…破水後に臍帯が子宮口から出てきてしまうことをいい、臍帯が圧迫され胎児への血流が途絶えてしまう危険性があり、緊急帝王切開が行われることがあります。


分娩・産褥用語辞典産後うつ病(さんごうつびょう)…分娩後1から2ヵ月以内、特に2週間以内に発症することが多い精神障害で、うつ状態を呈する。産後うつ病は全褥婦13から14%の頻度を占めるといわれています。産後うつ病の発症頻度は欧米と比べると低く、その理由として里帰り分娩など、わが国にみられる特殊な社会的背景との関連が指摘されています。症状としては、抑うつ、不安、不眠、食欲不振、自責間などの感情障害を主体とする。軽いうつ状態からほとんど何もできなくなる重度のものまでさまざまです。


分娩・産褥用語辞典産後休暇(さんごきゅうか)…労働基準法第65条により、使用者は、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合、医師が支障がないと認めた業務に付かせることはできます。


分娩・産褥用語辞典産褥期(さんじょくき)…分娩が終了し、妊娠・分娩に伴う母体の生理的変化が非妊時の状態に回復するまでの期間をいい、その期間は6から8週間です。その期間にある婦人を褥婦といいます。


分娩・産褥用語辞典産褥精神病(さんじょくせいしんびょう)…分娩後数日以内に発症する急性で重篤な精神病。一般には予後は良好であるが、臨床上、早急な介入が必要となる疾患です。産褥精神病の定義は確立されておらず、既往の精神病が産褥期に単に発症するという見解と、産褥期に特有で独立した疾患であるという2つの見解に分かれています。発症頻度は出産1000に対し、1から68で産後うつ病に比較して低い。さらに入院を要する重症の産褥精神病は出産1000に対して12から22で、人種や文化との関連は少ないと言われています。症状は一般には、情緒障害が著名であり、意識変容を伴う病像を示します。初期症状は不眠、不安、焦燥感、困惑、奇妙な言動などで、数日の経過のうちに病的体験や思想が顕在化し、行動がまとまらず、情緒が不安定になり、幻想や妄想が出現して、強い錯乱に至ることが多いく、症状は急激に悪化するが、経過は良好です。


分娩・産褥用語辞典産褥体操(さんじょくたいそう)…妊娠や分娩によって弛緩した腹筋や骨盤底筋などの筋肉の緊張を回復させる、妊娠中の胎児の成長に伴って重心の位置が変化した姿勢を正しい姿勢へと矯正する、血液循環を促進し妊娠や分娩によって変化した循環血液動態を非妊時の状態に戻し、疲労の回復を促す、運動によって悪露の排出を促し、子宮復古を促進する、身体を動かすことで気分を爽やかにし、自己の健康への関心を高めるなどの効果が期待できる産後に行われる体操で、正常な分娩経過の褥婦の場合、分娩後半日ほどして分娩時の疲労が強くなければ複式深呼吸や胸式深呼吸、手関節や足関節の軽い運動などの軽い運動から開始し、産褥経過とともに伸展や回旋、屈曲などの動きを組み合わせ徐々に全身運動へ拡大していきます。


分娩・産褥用語辞典産褥熱(さんじょくねつ)…産褥期に発生する、の細菌感染に由来する熱性疾患をいいます。臨床的には、産褥24時間以降10日間に38度以上の発熱が2日以上持続する場合をいいます。原因菌としては大腸菌などが多い。


分娩・産褥用語辞典産褥無月経(さんじょくむげっけい)…産褥期から授乳期にみられる生理的な無月経をいいます。無月経はプロラクチンと関係し、その期間は授乳の有無により大きく左右されます。非授乳婦では乳頭の吸引刺激が少ないため、プロラクチンの卵巣機能抑制が比較的弱く、卵巣機能回復が早く、無月経の期間が短くなります。分娩後の初回月経は、無排卵性月経のことも多いのですが、ただし月経発来前に排卵を認めることもあり、妊娠することも有り注意が必要です。


分娩・産褥用語辞典産徴(さんちょう)…子宮口が開くさい、内子宮口付近の卵膜が剥がれて少量の出血を起こします。これを産徴といい、血性分泌物を一般的には「おしるし」ともいわれます。


分娩・産褥用語辞典産道(さんどう)…分娩時に胎児および付属物(胎盤、卵膜、臍帯、羊水)の通過する経路のことをいいます。さらに、仙骨、尾骨、寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)の骨盤からなる骨産道と、これをおおう骨盤底筋群、子宮下部、子宮頚管、膣、子などの軟産道からなります。


分娩・産褥用語辞典産瘤(さんりゅう)…児の先進部の先端を中心にできる境界不明で児頭の縫合、泉門に関係なくい柔らかい腫瘤をいいます。児の先進部は産道と接触する部で強く圧迫されるため、その先進部にうっ血や血漿の滲出を生じて腫瘤譲渡なります。産瘤は娩出期に生じ、産道抵抗が大きく、児が長くとどまるほど大きい。分娩直後がもっとも大きく、分娩後24時間から36時間で消失します。


また、この専門用語の意味を知りたいということがありましたらまでメールをお送りください。


inserted by FC2 system