頚管無力症（けいかんむりょくしょう）子宮頚管無力症
子宮の出口にあたる子宮頚管が何らかの原因によってやわらかくなり、子宮口が開いてしまう。
子宮収縮や陣痛を自覚することなく、流産や早産に至ることがあります。
子宮頚管無力症の場合は、シロッカー術やマクドナルド術などの子宮頚管縫縮術がおこなわれます。
子宮頚管無力症による流産や早産は繰り返すため、二人目の妊娠においては計画的に子宮を縛る子宮頚管縫縮術がおこなわれます。
頚管縫縮術（けいかんほうしゅくじゅつ）
何らかの原因で子宮頚管が軟らかく、伸展しやすい状態を子宮頚管無力症といい、流・早産が起こりやすくなります。
子宮頚管をテープや糸で縫い縮めて流・早産を予防する方法を頚管縫縮術と云います。
手術は、一般的には妊娠１２〜１６週に行われますが、既往の流・早産発症の時期より早めに、予防的に行われます。
しばったテープや糸はは陣痛のはじまる前に抜糸されます。
手術には、シロッカー法とマクドナルド法があります。
シロッカー法は、子宮頚管に横切開を加え、内子宮口の位置で、きんちゃくの口を閉めるように子宮頚部を縫縮する方法。
マクドナルド法は、頚管が非常に短くなったりして、シロッカー法が不可能のような場合におこなわれます。
子宮頚管縫縮術を受けても、流早産を防ぐことができない場合もあります。
経産婦（けいさんぷ）
妊娠２２週以後の分娩を経験のある女性のことをいいます。
経験した分娩回数によって、１経産、２経産といいます。
経膣プローブ（けいちつぷろーぶ）
超音波を利用して子宮や卵巣の状態を確認する超音波検査を行うには、プローブと呼ばれる超音波を発する器具を利用します。
プローブは２種類、経膣のものと経腹のものがあり、経膣プローブは膣内に挿入して検査をおこなうしするタイプの超音波器具のことです。
骨盤の深い位置に有る物は、腹壁からの超音波検査より精密な画像が得られます。
経腹プローブ（けいふくぷろーぶ）
超音波を利用して子宮や卵巣の状態を確認する超音波検査を行うには、プローブと呼ばれる超音波を発する器具を利用します。
プローブは２種類、経膣のものと経腹のものがあり、経腹プローブとは妊婦さんの腹部にあてて使用するタイプの超音波医療機器です。
細部を鮮明に写す事は出来ませんが、広範囲を映し出す事が出来ます。
CRL（頭殿長）やBPD（児頭大横径）などを計測して、胎児が正常に成長にしているかを調べます。妊娠初期の胎児まだ小さい頃には、膣内から挿入するタイプの経膣プローブを使います。経腹プローブは妊娠12週くらいから使えるようになり、下着を脱がなくていいメリットがあります。
稽留流産（けいりゅうりゅざん）
妊卵内で胎児あるいは胎芽がすでに死亡しているが、今なお子宮内に留まっている状態をいいます。
出血や下腹部痛はあまりありません。
血液型不適合妊娠（けつえきがたふてぎごうにんしん）
母体と胎児の血液型（主にＡＢＯ型、Ｒｈ型）が異なり、赤ちゃんに新生児溶血性疾患が起こるの可能性がある妊娠をいいます。
