定期健康診査(ていきけんこうしんさ)
妊婦が健康に妊娠期間を過ごし、異常なく健康な新生児を出産し、産褥期も健康に健康に育児できるよう定期的に行われるもの。
定期健康診査は、〜妊娠23週までは1回/4週、妊娠24〜35週の間は1回/2週、妊娠36週〜分娩まで1回/1週受けるよう心がけましょう。
鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)
貧血とは、血液中の赤血球の数が減少したり、赤血球の中に含まれているヘモグロビン(血色素)が減少した状態をいいます。ヘモグロビンは肺から各臓器や組織に酸素を運搬する働きをします。そのため、貧血の症状として、疲れやすい、手足が冷える、頭が痛い、注意力が散漫になる、耳鳴り、めまい、動悸、息切れなどが起こります。体内の鉄が不足することによって、ヘモグロビンの産生が不十分になるために起こります。貧血のほとんどはこの鉄欠乏性貧血です。
日ごろから鉄分を多く含む食品を摂るよう心がけましょう。
伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)りんご病
伝染性紅斑は、小児に多くみられる流行性の発疹疾患で、両頬がりんごのように赤くなることからりんご病とも呼ばれています。
病原体は、ヒトバルポウイルスB19で、感染者からの飛沫や接触による経気道感染が日常的な感染ルートです。
B19感染症で注意すべきものの一つとして、妊婦感染による胎児の異常(胎児水腫)および流 産があります。
妊娠前半期の感染の方がより危険であり、胎児死亡は感染から4〜6週後に生ずる ことが報告されています。